入居者紹介「Gorai’インタビュー」vol.69
株式会社ブランパートナーズ 広島オフィス所長 松下 信嗣さん
【スマートエネルギー事業(太陽光発電・蓄電池、太陽光リース、環境コンサルティング)】

エネルギー自給率の向上、ライフラインをサポート。
ブランパートナーズの本社は福山市。
取締役会長の有吉彰英氏が創業し、今年14期を迎えた。
「社会の課題解決を目指す」
という方針のもと、事業内容は、スマートエネルギー・リフォーム・環境コンサルティング・外国人サポート・飲食店経営など、幅広い。
広島オフィスでは、太陽光発電システムやHEMS、蓄電池システム、エコキュート、オール電化機器などの、販売・施工・アフターサービスまで対応。再生エネルギーの普及・推進によるエネルギー自給率の向上、お客さまの電気代削減、停電時に、太陽光発電・蓄電池による安心のライフラインをサポートしている。
※HEMS=Home Energy Management Systemの略。家庭で使うエネルギーを節約するための管理システム。

また、ブランパートナーズは「ハチドリ発電所」として、Jクレジットの認証を受けており、賛同を得た顧客の創出した環境価値を、太陽光発電の保守メンテナンスを行うことで還元する、また、地球環境の保全および、地球温暖化対策の推進に寄与する事業等に活用。企業のSDGsの取組みも支援している。
※J-クレジット制度=省エネルギー設備の導入や再生可能エネルギーの利用によるCO2等の排出削減量や、適切な森林管理によるCO2等の吸収量を「クレジット」として国が認証する制度
世界との架け橋 未来の子供たちのために。
ブランパートナーズでは、外国人サポート事業も行っている。
15年前、会長の有吉氏がバングラディシュを訪れた際に、
「貧困の中にいる子どもたちが、夢や希望を抱ける継続した支援が必要」
と心を動かされ、語学学校を開設し、食事・衣類・文具など生活面のサポートまでしたことから始まった。
現在は、小学校までの勉強は現地の学問施設(SDA)で行い、提携した学校へ入学できるように、中学・高校までの授業料や、生活面の支援をしている。
また、卒業後の進路として、プランパートナーズの事業の一つである人材紹介業による現地企業や日本留学、就職など、継続的なサポートを行っている。

SDGs推進の世界的な潮流の中、有吉会長は、一般社団法人ジャパン・フードバンク・リンク事長も務め、食物ロスのない世界実現のための活動もしている。
設立4年にして、本組織を活用している食糧・商品提供事業者は、流通小売事業で32社、食品製造業で23社の合計55社。食糧・商品受領団体は、フードバンクで38団体、要支援団体で17団体の合計55団体。双方を合わせた数では日本最大の規模となった。
農林水産省からは、「食品ロス削減コーディネーター」のパイオニアと評価されている。

20年間、太陽光発電の仕事に関わってきた松下さん。
広島オフィス所長の松下さんは、広島市熊野町出身。
学校を卒業後、大手物流会社に就職したが、フォークリフトを操作する仕事が性に合わず転職。その後は、太陽光温水器の販売会社や、太陽光発電の関連会社などに勤め、
「振り返ると、太陽光発電に関わる仕事ばかりしてきた」
という。
実は20歳代で起業し、太陽光発電の販売代理店をしたこともある。
30歳の時には、会社員時代の同僚に誘われて、太陽光発電の会社立上げ当初に片腕として貢献。その会社は、みるみる拡大し50人もの社員を抱えるに至った。
かつての同僚だったその社長は、
「メンターのような存在だった」
目標設定し、必要に応じて修正しながら達成に導く姿から、多くを学んだ。
「その出会いは大きかった」
と、松下さん。
おかげで自信を持つことができ、37歳の時に、蓄電池の販売業で起業。仕事は、ブランパートナーズからの委託が主だった。
その縁で、3年前にブランパートナーズが広島オフィス開設する際に社員となり、立ち上げに関わった。

好きなことが、人、会社、取引先のためになると嬉しい。
広島オフィスは、半年~1年で他の社員に任せ、
「新事業をどんどん開拓していきたい」
と、松下さん。
自社工事の幅を広げて他社からも受注したり、電気工事人を育成したり、農業に参入したり・・・
枠にはまらず、柔軟な発想で新事業に挑める、ブランパートナーズの企業風土は、そんな松下さんに合っているようだ。
一方で、近年の世界情勢によって物価が上がり、商品価格に転嫁できないまま社員の昇給が必須とされる中、
「固定費削減など、知恵が必要とされる」
と、シビアな顔も持ち合わせる。
SO@Rビジネスポートへの入居も、これまでのオフィスより家賃が安いのが一番の理由で、日中は営業に出ている社員が全員集まる朝礼に、ミーティングルームを無料で使えることも大きかったという。
半期に一度は社員一人ひとりと面談し、各々が望む働き方を聴き、事業のスリム化も図っている。そのうえで、
「商品やサービスに、いかに価値づけするかが重要」
と、熱く語る。
変わったことや、独自性を発揮した提案で、
「好きなことが、人、会社、取引先のためになると嬉しい」
「何が正解かは、やってみなければ分からない」
と、目を輝かせる。
趣味はポーカー。尊敬する人物は、“自分以外の誰かのために”と語る、トヨタ自動車の豊田章男社長。
“実力も運の内、能力主義は正義か”の著者(原タイトルTHE TYRANNY OF MERIT)ハーバード大学教授のマイケル・サンデル
今、松下さんのイチオシは@電化パック 太陽光
初期費用0円、月々1,990円でリースでき、リース期間は修理無料、リース満了後は自分のものになる、魅力的な商品だ。
※株式会社エネルギア・ソリューション・アンド・サービス(中国電力グループ)の提供商品

インタビュアー : (株)ソアラサービス 代表取締役社長 牛来 千鶴
掲載日:2023年4月10日
~松下さんへの取材後インタビュー~