入居者紹介「Gorai’インタビュー」vol.57
障害年金窓口「つむぐ」
代表 政岡 講太さん
【社会保険労務士、社会福祉士】

福祉の仕事が好きだから。
生まれは広島。大阪の大学に進み、経営学部で学んだ。
大分で金融業界に就職したが、貸付~回収の業務は、泣き付かれたり罵倒されたりと、あまりにリアル。リーマンショックのあった年で、務めていた金融機関はリーマンブラザーズの資金借入先であったため、入社してすぐに右も左も分からぬまま資金回収業務を任せられた。激務に耐えかね、広島に戻ってきたのは、25歳の時だった。
「自分は何がしたいのか」
そう考えた時、人と人との架け橋になれるような仕事がしたいと思った。専門学校に一年間通って社会福祉士の資格を取得し、成年の知的障がい者を対象とする福祉施設に就職した。
食事の世話やトイレの補助、トランプやボードゲームなどで一緒に遊ぶのも仕事。感謝されることも多い。
福祉の仕事は自分に向いていた。
しかし前向きに関わりながら、一方で将来像を考えた時、独立の道が見えた。
「福祉の仕事が好き」
そこから離れる気はない。自分らしいコアコンピタンスは何かと考え抜いて、
「これだ!」
と行きついたのが、障害年金の請求代理業務だった。
“社会福祉士の経験を持つ 社会保険労務士”は希少。障害手帳や年金ほか、様々な支援サービスの申請を、障がい者のかたに寄り添って出来るのは、
「自分らしい」
そう思ったという。