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【入居者紹介】株式会社ヴィアックス 図書館事業本部 運営第三部 課長代理 中川 学さん~Gorai’インタビュー~

入居者紹介「Gorai’インタビュー」vol.70

株式会社ヴィアックス 図書館事業本部 運営第三部 課長代理 中川 学さん

【ダイレクトマーケティング事業(DM事業全般・セールスプロモーション)、図書館事業(指定管理者・業務請負)、関連事業(通信販売・人材派遣業・出版事業)】



図書館などの施設受託は、全国に約100施設の実績。

本社は東京都中野区。1972年に創業し、昨年50周年を迎えた。

現在、営業拠点は全国に8か所。従業員数は1855名(2023年4月現在)。

元々は、紙のダイレクトメールの発送事業からスタート。

現在は、紙を使ったリアルからWebデジタル関連までワンストップで引き受け、時代に合ったマーケティング戦略を実践している。

また、2003年には図書館事業本部を立ち上げ、公共図書館の指定管理者・業務受託者として運営業務に取り組んでおり、2023年には、29自治体94図書館の業務委託、指定管理を請け負い。

受託開始から20年を超え、着実に運営実績を伸ばしている。



子どもの頃から自然に目指した、図書館の仕事。

中川さんは、今春オープンした廿日市市多世代活動交流センター、フジタスクエアまるくる大野にある、大野図書館の指定管理者として開館準備から参加。司書など18人のスタッフの管理者として業務に携わっている。

出身は広島市。

小、中学生の頃、通学路にあった区民文化センターで書道を習っていて、センター内にあった図書館には馴染みがあった。学校帰りに立ち寄るのは日課のようなもので、当時は、児童書やライトノベル、SF小説、歴史小説などを好んで読んだ。

大学は京都へ。将来は図書館で働きたいという思いから、国文科へ進み、司書の資格を取得。卒業後は自治体臨時職員として図書館に勤めたり、人材派遣で採用や労務管理なども経験した。

そして、32歳でヴィアックスに転職。

これまでのさまざまな経験が、念願だった図書館管理業務に活かされている。


地域コミュニティを支える、公共図書館の役割。

最初の赴任地は、埼玉県所沢市。市立図書館の管理担当だった。

東京から30分程の距離があるとはいえ、西武ライオンズの膝元である所沢。

その7図書館を任されての管理業務はやりがいがあった。

次に赴任した仙台市図書館では、震災後5年を経た頃で、震災前を思い出そうというテーマのイベントも企画。

その後の宮崎県都城市では、地域活性化のためにデパートをリノベしてのリニューアルオープンに携わり、地域の図書館としての大きな役割も担った。


そして、このたびの、広島。

施設の建て替えによるオープンということで、昨年9月から広島入りし、旧図書館の所蔵15万冊もの本を移す準備を始めた。

9人がかりで一冊一冊にICタグを貼り、年末までに段ボール詰めを行い、1月中には「まるくる大野」内の新図書館に移すという気の遠くなるような作業を、タイトなスケジュールで実施。

3月のオープンに間に合わせた、

現在、図書館スタッフはシフトで18名。

中川さんは、その採用からマネジメント、勤務管理、図書館運営における企画サポート、スタッフ研修の計画などを担い、中国地域の他館への営業活動も行っている。




愛読書は、黒田博樹さんの「決めて断つ」

実は、中国地域での受託は、今回が初めて。「まるくる大野」を事故なく無事成功させることで、ヴィアックスの社名を各市町の行政の皆さんに覚えていただきたい。

また、同社の自社商品「図書除菌機 和みの館」は、図書館の本の除菌だけでなく、高齢者施設や病院等のスリッパの除菌や、銀行、スポーツジム等でもニーズか高まっており、

「これをもっと広めたい」

と、中川さん。

広島を拠点に営業を拡げるために、ここSO@Rビジネスポートは、程よい位置にあり、使いやすいという。

「SO@Rの提携施設である Class Biz.(岩国市)のコワーキングスペースを使えるのも、魅力」

今後は、図書館の運営サービスとして、ビジネス支援にも力を入れたいと考えており、ソアラサービスのような起業支援事業者との関りには、可能性を感じている。

愛読書は、元カープ選手 黒田博樹さんの「決めて断つ」

何かを決めることには何かを断つ覚悟が必要だし、それがなければその決断はいい方向に行かないだろう。

新たなチャレンジに向け、

「覚悟を決めて決断し、成果に繋げたい」

中川さんの夢はひろがる。




インタビュアー : (株)ソアラサービス 代表取締役社長 牛来 千鶴

掲載日:2023年9月1日





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