【入居者紹介】コメサンタ株式会社 代表取締役 吉岡 康仁さん~Gorai’インタビュー~
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- 2025年12月26日
- 読了時間: 3分
入居者紹介「Gorai’インタビュー」vol.76
コメサンタ株式会社 代表取締役 吉岡 康仁(よしおか こうじ)さん
【米の生産・販売、米の加工商品企画・販売、農業体験事業】

コメサンタ誕生のきっかけ。
生まれは京都。4歳の時に、祖父の逝去を機に父親が農業を継いだため、三原市大和町へ。高校まで大和町で育ち、広島市内の大学に進学後は、新卒で父が経営する株式会社とまとはうすコーポレーションに入社した。
当時のとまとはうすは、米や野菜の生産、自然食品の販売などを県内外に手広く展開しており、吉岡さんは営業を担当。
22歳で結婚して2児のパパに。
29歳で事業を承継したが、強硬な父の力で築いてきた取引先は、社長交代と共に全て無くなってしまった。
2020年、コロナ禍が影響し、農業体験イベントも出来ない。
「コミュニケーションは、苦手だった」
という吉岡さんだが、止まってはいられない。
SNSを始めた。勇気を出して、オンラインサロンや異業種交流会にも参加してみた。参加者のみんなにお米をプレゼントしていたら、悪いからタダではもらえないと断られることがあり、
「サンタを名乗れば、気兼ねされることは無いんじゃないか」
と思いついた。
喜んでもらいたくて、被り物も作った。
コメサンタの誕生である。

※イベントでの吉岡さん
300年続く17代目米農家として、”農楽”を広めたい。
異業種の人たちとの交流する中で、米づくりの大事さを学んだ。
「日本の文化と米はつながっている」
と、吉岡さん。お米は、単なる主食を超え、神話や信仰、伝統行事と密接に結びついた存在。日本神話では天照大神が孫の邇邇芸命に稲穂を授けた「天孫降臨」の伝承があり、これが日本の稲作文化の起源とされている。
また、「一粒に七柱の神が宿る」という信仰があり、お米は神聖なものとして扱われてきた。この価値観は、新嘗祭や田植え祭などの伝統行事にも反映され、天皇が神々に新米を捧げる儀式が現在も続いている。

一方で、米農家は、減っている。
「祭りや神社なども、昔の風景とは違う」
2050年には国産の米は、今の半分になるとも言われている。
「米つくりを、もっとカジュアルに世の中に広められないか」
農家にとっては当たり前の田植えや稲刈りも、まちの人たちにとっては楽しい体験。収穫イベントや、草刈り大会などを開催することで、家庭菜園というレベルではなく、
「農業を楽しむ”農楽”を広めていきたい!」
と、力が入る。
「多くの人にお米を届けたい! 農家を盛り上げたい!」
その一心で、突き動かされるように進む吉岡さん。
理由は自身にもわからないというが、
「祖父や、米農家の祖先に導かれているのかも・・」
と、その面持ちは神妙だ。
地域を巻き込んだユニークな活動が評価され、令和6年には里山グッドアワード大賞を受賞した。
吉岡さんを応援するファンは絶えない。
コメサンタの今後が益々楽しみだ。

インタビュアー : (株)ソアラサービス 代表取締役社長 牛来 千鶴
掲載日:2025年12月26日
~吉岡さんへの取材後インタビュー~







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